壮大で美しい物語 神々が躍る

夢枕獏先生の陰陽師シリーズを夏からずっと読んでいる

お風呂上がりの寝る前のひととき

ごろりと横になって本を開く

読み切りの物語がいく話か入って一冊の本となり

それがシリーズとして何冊も出ている

そのうちの一冊『陰陽師 夜光杯ノ巻』を読んでいる

その中の一話「龍神祭」を夕べ読んだ

今まで読んだ陰陽師のストーリーとちょっと違っていて

ものすごく壮大でそして美しい話だなと思って読み終えた

博雅の美しい龍笛の音に神々すらも飛び跳ね踊るという話


あまりに美しい音を奏でるその笛を盗んでいったのが

天竺の善女龍王だった

京の神泉苑の池が天竺の阿耨達池につながっていて

清明と博雅と琵琶の法師が笛を取り戻しに行くのだけど

そこで奏でた博雅の笛の音に

大自在天はじめ幾千万の神々が月光の中で踊るという話

ちょうど先日龍に関わりのある寺を訪れたばかりで

龍王の話は読んでいて妙に現実味を帯びていた


日本の宗教っていうか日本人の感覚っていうか

なんだかいいなと思う

そうとも言っていられないいろいろな歴史があったのだろうけど

神道も仏教もその他も超えて神々の存在を身近に受け入れているというか

そして美しい音楽に神々さえも喜び踊り感動するなんていう考え方というか


たまたま読み始めた『陰陽師』だけど読んでよかったなと思う

夏の夜にはピッタリの文章だったけど秋の夜にもまた風情を感じる物語だと思う


先日訪ねた隣県の友人が霊域のふもとの道の駅で買ってくれたこけだまの寄せ植えには

清明の庭に生えているであろうと思わせてくれる山野草が幾種類か植えてあり

朝に夕にバルコニーのそれを眺めては清明の庭を思うのであった


今夜もお風呂に入ってから続きを読みます




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