IZON

ここのところ一冊の本、ひとりの作家に依存している。
その一冊を読み終えてしまった。

山田深夜という作家。
読んだ本は「千マイルブルース」
忘れていたというか、眠ったまま起きることができないでいる魂の大事な部分を思い出させてくれるような気がした。

走りたいと思った。
旅に出たいと無性に思った。
それ以外生き延びる道は無いんじゃないかとさえ思えている。

また新しい仕事、通勤2日。
電車乗車時間1時間弱。通勤ラッシュ逆方向下り電車。悪くても数駅待てば座れてたっぷり読書ができる。
とっぷり座席に腰掛けて、おもむろに本を取り出す。自作の写真をプリントしたカバーをかけたバイクストーリー。
休みの今日。先行きの不安に襲われながら、最後の数編を読み終える。

正直特別上手い文章とは思えなかった。きっとまだ磨ききれていない原石なのだろう。あるいは味。無骨であるがための良さ。だけど、どこを探しても見つからなかった渇望していた世界がそこにはあった。読みたくてたまらなかった物語。

読み終えてしまった。寂しいし、どうしていいかわからない。
生の人間との接触も新しい仕事でとても危うい。古い友人達ともほとんど会えない。半ひきこもり。どこへ行くでもなく、何をするでもなく、しょうがなくPCの前。かつてのように喜びの情報はほとんど見つけられなくなった。

バイクもない。旅に出る資本も勇気も思いつめたきっかけもない。
思いつめたきっかけ・・・あと一歩進めばそんな状況かもしれないけれど。

そういうわけで、先の収入が金魚救いのモナカか紙でできたすくいあみのような危うい状態なのに古本を注文した。
どうせなら印税が入るように新品で買えたらいいのだけど・・・最安値の古本で精一杯だ。

本が届くまでの数日間。自分自身の物語でも作り上げるしかないだろう。せめて空想の中で走り出せば良いのだ。
生活以上に貧しくなりつつあるわたしの心に潤いの雨を降らせなければ。どこからも降り注がないのなら、自分で雨雲を生み出さないといけないのだ。

誰も何も自分自信をも責めてはいけないのに。肩と腕と腰が痛いのは単なる事実でしかないのだから。

だけど途方に暮れている。今夜のわたし。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック