切ない・・・天縁、て

少し昔、
前の前の部屋の90数歳の仲良しになった大家のおばあさんが教えてくれた。
願い事をほぼ確実にかなえてくれると古い地元の人に知られている
密教の神様があり、その後暮らしていた部屋の隣町だったこともあって、
とてもとても切なく悲しくひとりではどうにもしようがない思いを委ねた事がある。

大好きだった人の馬鹿な事件でとてもなぜだか傷ついて外界での縁をすっぱり断ち切ったものの、心の世界まではどうにもしようがなくて、神様に委ねた。
身勝手なお願い事だ。今思えば。

その相手にもらった銀のアクセサリーをお賽銭のかわりに投げ込んできた。
願い事を聞き入れては下さるけれど、ちゃんとお礼をしないとこわいと
おばあさんから聞いていたから。

願い事はこんな感じ・・・・
もし、神仏のお定めになったご縁なら、またいつかあの人に出会わせて下さい。
もし、そのようなご縁が無いのなら、もう2度と会わせないで下さい。
自分では心の中の思いまできっぱりすることができないので・・・・と。
すべてお任せします、と。

今勉強している気学の本で、知ってしまった。
その人とは天縁というものがどうやらあったらしい。
天縁を見るという星が3つも共通していた。
どうりで、他人と思えない、思いの理由も特別わからないけど、ずっと好きでいられるようなそういう人だった。
天縁には、腐れ縁というのもあるらしいけれど・・・

その数年後?街でたった一度すれ違った。
友人と店頭のメニューを見ていた時、なぜだか私は後ろを振り返った。
少し離れた所を歩きながら1人の男が振り返ってこちらを見ていた。あの人だった。
お互いに一瞬目が合って、視線を元に戻した。
たぶんあいつが、振り返れと念じたんだと思う。

何の合図も挨拶も無しにお互いその場を去った。
だけど、ほんの少しだけ嬉しさを感じさせる一瞬の表情を見たような気がした。

いま、どこでどうしているのか。
ほんの少し、心配している。
強いのか弱いのかわからない人だった。

前を見ないと。過去は過去。
とはいえ、天縁とは・・・・ちょっと参った。
                    
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夕べは夏の夜の散歩。
古い市場のある街で店じまいした後の通りをぶらつき、
経済状態のいたって悪いひとり飯なかまと2人でおなかをすかせて安い店を探して歩いた。
結局仕事が終わって人の気配の無くなりつつあるビジネスビルの中の
安いファミレスでビールとパスタにした。
きりっと冷えたビールはとてもおいしかった。

働く人々のいないオフィスビルの中庭の照明がやたらにきれいだったこととその周辺のオブジェが闇の中で引き立って、おもしろかった。
明るい時間には気づく事の無かったいろんなものを見つけられてうれしかった。
あたたかい風が気持ちいい夜だった。

今日は古い友人と寺のアジサイを見てきた。
ちゃんと働き、ちゃんと家族を持っている友人のせっかくの気分転換のひと時。
だけど、また、わたしの貧乏事情により、食事、お茶制限を強いてしまい、
楽しい気分を半減させて、少し申し訳ないとひとり反省中。
さて、また節約強化月間に突入だ。

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