黄砂の雨降った次の朝  優しさと傷みと 

いつもより数分早く職場に着いた。
既に来ていた先輩女の子が言った。
昨日泥の雨が降らなかった?
え?ドロノアメ?
バイクとか車に泥の跡がついてて、電車の窓もきったなかった。
黄砂とかいうのの雨だって。
そうなの?だから朝、自転車のサドルが汚かったんだ・・・・・・・・

最近彼女はとても優しい。
恐い顔を見ていない。私の心が彼女に向かって開いているからか・・・
それに引き換え上司はきつい。言葉の全てにFUKAIが潜む。私の心がFUKAIしかとらえていないからだろう。攻撃の気が向けらているからだろう。

まけちゃだめだよ・・・・
ときどき彼女がわたしに言う。
君は何を知っているの?
自分が前に陥った状況の中で耐えながら知ったこと?

なんだかさあ、あたしがぜんぶ悪いような感じになりそうだな・・・とわたしが言う。
だめだよ、負けちゃ。
何に・・・・・?心の中で問いかける。

・・・・・彼とは仲直りしたの?
ううん、別れた。
あっさり彼女は言う。
1日中、便秘でおなかが痛いと言っていた。
心が痛いと感じない分、身体に来てんじゃないの?わかりもしないでわたしは言う。

そうだよ、悲しいこと、平気で感じないで居られる人はたぶんいない。
心が平気でも、身体は痛む。身体が平気でも、心が痛む。
どっちも平気なつもりでも、魂が傷んでる。未来が傷んでる。
取り返すのは身体の痛みのようにはいかないからね。

彼女のためにだけでもがんばれれば、あっぱれな人生だ。
だけど、もうすぐ、くじけそうな気がする。
とっくにくじけていたことを、数ヶ月も寒さにごまかされて、心をごまかしてきてしまったんだから。
ふいに優しい心開ける人たちが居てくれたおかげで予期せぬ展開もあったけど。
あと、貧困という家族のため・・・・・・・・・(おおお、家族なんて言ってはいけない・・・縁が切れなくなる・・・・・)

腰から足、下半身全体が痛んでいる。今夜もお風呂、行こうかな。
そばに居てあげないといけない大事な人に出会う前に、身体がこの世から消えてしまうかも・・・・という危機を感じてしまう。

特別何も背負わずに、ひとり自分だけの命への責任のために生きてきた季節が長い分、とんでもなく大きな重荷を背負って、今たったひとり、胸はって、強がって、肩で風きって生きている、そんな人と出会って、支えるために力を培っているような気が、なんとなくしている。
それは、壊されそうな若い子たちなのか、たった一人の男なのか、同性のどこかのリーダーなのかはまだわからないけど。
mmmmmm?・・・・・ああ、TVの見すぎだ、これは。

ps.
それから、彼女はこんなことも言ってた。
横に黒い影が見えるんだよね。
腰の曲がったおばあさん・・・・・
ひとりしかいない仕事場で電気が着いたり、昨日はCDのトレイが勝手に開いたらしい。
何のメッセージなのかな。

"黄砂の雨降った次の朝  優しさと傷みと " へのコメントを書く

お名前
ホームページアドレス
コメント