「毒と私」を読んでみた

とあるサイトで本をくれるというので応募したら送ってくれた。
「毒と私」を読んでみたいと思ったきっかけは私も医療に頼らない健康維持を好んでいるからかな。
薬やお医者さんの対応に不信感を抱いていたりもするし。
出版社が幻冬舎であることも興味をひきつけた。(面白い本しか出版しないというイメージをもっているから)

この本ではホメオパシーという代替医療がひとつの死亡事故をきっかけに叩かれているという話と
ホメオパシーと出会い日本に広めた由井さんの生い立ちから現在までの話が物語られている。
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はじめにイメージしたのは自分の過去の体験のいくつかだった。
このブログにもけっこう綴ってきたことだけれど、
全身蕁麻疹のきっかけと自力で克服した体験
身体の歪みに不思議に効いたオステオパシーの体験などがあって
病院以外の健康回復方法にとても興味があるからだ。

薬や病院への不信感は
蕁麻疹の他に事故でお世話になった医療機関の対応といまだに傷む古傷のせいもあるかな。
痛いところなんていくつもあるのに、お医者さんは「一番痛いところは?」と強引に一箇所に絞らせようとした。
その他の場所として無視された箇所が今でも疲れると冷たくなって痺れが出たりするのに。
一番大きな打撲の箇所しか問題にしてもらえなかった。

若い頃から腰痛に悩まされている私は外科に行って身体が歪んでいるかもと相談しては
「そうかなあ、歪んでたらもっと痛くて歩けないよ」と医者と看護婦さんに笑われて帰ってきたりしたこともあった。
今は腰椎すべり症という名前をいただいている。
整形外科の医師が言うには激痛があってもおかしくないらしく、治療法は無い。
痛みに絶えられなくなったら手術してボルトで繋ぐとか。

客寄せかどうか、東洋医学系では治らないという言葉を使わない。
痛みを緩和させたり、弱い部分を補う方法を教えてくれる。
そんなこんなで全身をトータルで考える東洋の医学や整体や鍼灸に興味を持つようになった。

オステオパシーもネットでみつけて思いきって行ってみた整体院ですすめられたのだ。
軽くツボ?に指や手のひらをあてるだけの方法に治療費の高さを思って選択ミスを嘆きながら横になっていた。
その翌日、原因不明で奥歯がぶつかって違和感があったのがすっきり治っていた。
私の生活では費用が高くてそれ以来行っていないのだが効果は確実にあったと言える。

蕁麻疹に関しては今までの私の全人生で一番ひどい体調異変だった。
仕事のストレスと今思えば更年期の始まりだったのだろうけど。
頭と指先の痒み、生理不順が気になって悪化しないように漢方を取り入れている婦人科に行き
抗ヒスタミン剤と更年期になりにくい体質を作るという漢方を処方してもらった。
漢方というのは子どもの頃、祖母が煎じていたお茶のようなものを想像していたのに
薬局で渡されたのは製薬会社の錠剤だった。

風邪をひいても熱が出てもお腹が痛くても私は普段からほとんど薬を飲まない。
一番の理由は収入が低くて薬を買うためにお金を使いたくなかったから。
病院に行かないのも第一の理由は経済的な理由かもしれない。

それと、おばあちゃん子の私は小さな頃から
階段から落ちて瘤ができればお酢とチチンプイプイというおまじない
走って転べば唾とおまじない
風邪で熱が出れば祖母の寝ずの看病で七輪に鉄瓶をかけて湯気をたてて氷枕と番茶
熱にも腹痛にも薬はただひとつ
梅の実をすりつぶしてじっくり煮込んだ祖母特製の梅のエキスだけ。
つまようじにちょっとだけつけて舐めさせられた酸っぱい真っ黒のどろっとしたエキス。

そうやって育てられた私は
いまだに熱や下痢には梅のエキスを舐めて済ませている。

それなのに何を思ったかその時は医者へ行き、もらった薬を一粒ずつ夕食後に飲んだ。
老化という未知なる体の変化に恐れをなしたのか。
翌朝目覚めて身体の異変に気がついた。
お腹も足も触ってみた感触がなんだかおかしい。
起き上がって鏡を見てショック!
この世のものではない者が映っていた。

髪の毛の中をまさぐってもボコボコ
足の指先まで赤くぶつぶつのぼこぼこ
顔は見たこともない赤く膨れ上がった化け物だった。
この話は長くなるので省略。

病院や薬局に電話してもらちがあかず、外に出られる状態でもなかった私は
とりあえず水と梅のエキスだけを口に入れてそのまま部屋にこもって布団の中でじっとしていた。

その後2年をかけて蕁麻疹は完治。
治療方法は温泉とミネラルウォーターと整体、九星気学(これは知らない人にはものすごく怪しい方法)
生活費のためとはいえ無理して嫌な仕事はしない(母の協力のおかげ)
出るものは出るんだからしょうがないと開き直った頃、蕁麻疹は出なくなり寂しささえ覚えた。

冷静に考えれば医師の処方した薬が毒だったというよりは、
一時期ひどく喫煙していたことや長年のストレスや不摂生などによって溜まりに溜まった体内の毒が
一気にドバーっと出たのだろうけど。

ここ数年インフルエンザにも何度かかかった。
気がついたときには遅く、高熱で身動きできず仕事を休んで水と梅肉エキス。
お婆ちゃんを思い出しては番茶を飲んで汗をかいてひたすら寝る。
熱も汗も苦しみも、今自分の身体が必死で戦っているのだから頑張れ!とまかせてひたすら寝る。
翌日はおなかが空いて目が冷める。
熱も下がってゆるゆる起きてお粥を作っておいしく食べる。

死ぬかもしれないと思った夜が一転して普通に生きている自分がいるのだった。
仕事を休む関係上、病院には行った。インフルエンザだったであろうことを証明してもらうためだ。
薬の処方箋をもらったけれど、峠を越えてしまったとの医師の言葉もあり薬局には行かず。
その費用で果物やアイスクリームなんかを買ったような気がする。

蕁麻疹になってからは予防注射にも医者にも薬局にもますます頼らなくなった。
身体の不調は一箇所だけが問題ではなく、全身がつながっているのだということをツボの本を読んで知った。
整体師や鍼灸師を絶対的に信頼しているわけでもなく、腕のいい評判のいいところにしか行きたくはない。

温泉は気分転換にはもってこいだし万病の元である冷えを改善してくれる。
怪しい気学は簡単にいえば自然界の力をもらうということ。
病気に効くかどうかは断言できないけど気分的に元気にはなれる。

でも流石に医師や薬に頼らざるを得なかったこともある。
気づいた時には皮の中の肉が見えてしまうくらいひどい水虫になっていたときのこと。
足全体が赤く腫れてジュクジュクもひどくどうにもならずに医者に行った。
塗り薬で一週間ほどで簡単に良くなった。流石という感じだ。

足を切断する危険があると脅かされたが、1日様子を見てから飲もうと決めて抗生物質は飲まなかった。
抗生物質を飲んだ後に何が起きるかを考えるとどうしても飲む気になれなかったのだ。
薬のアレルギーについて医師はもし蕁麻疹が出たら飲むのをやめればいいと言ったが
もう蕁麻疹との闘いはこりごりという気持ちで一日だけ賭けに出た。
こんな感じで話は尽きず、なかなか本の話に戻れないのでこのへんで。

ホメオパシーは本を読んだかぎりでは絶対確実にどうこうとは私には言えない。
私が医者や薬を信じないのと同じように、体験したことのない方法はとりあえず疑ってみる。
ただ、だからといって否定することもできない。
科学的に証明されていないいろいろな方法を私は実際に試しているのだから。

何をやっても改善できない心身の健康が改善されるのならどんどん試すべきだ。
しかもほとんど危険性がないのなら気楽に試してもいいはずだ。
自分が少しでも楽になりたいのなら。

問題はその責任も自分で負う覚悟が必要だということ。
国が認めた医療であっても代替医療であっても最後の決断は自分でするということ。
最善の方法が何なのか専門家の意見にも耳を傾けて選択すること。
あとは自分の治癒力を信じることだけだと思う。
子供の場合は微妙だな。親が決めないといけないから。

友人は精神的な病気で医療機関に通院し、薬を10年以上飲み続けて悪化して苦しみ続けている。
ひとりは乳癌と今まさに戦っており、病院がすすめる治療をやめて他の方法を試し始めたという。
高い費用をかけて治療中の苦しみに耐えて、それでも完治はしないと知って自分で決断したらしい。
他人事だから言えるのだろうけど、気持ちを明るくさせようと私は無責任なことを言った。
苦しんでも治らないなら、お金は楽しいこと、おいしいことに使えば病気も治っちゃうんじゃないかな、と。

現代の社会には病院と薬で治らない病気や症状は普通にたくさんある。
それでも多くの人は病院や医師を信じて自分の命を全面的にお任せする。
癌の告知も100%信じてしまう。
100%完治させる方法もなく、原因すらはっきりわかっていない現代医療にすべてを任せ
余命告知すら素直に受け入れる。

ひとつの代替医療が過剰に非難される前に現存の医療の問題点をしっかり把握してほしい。
営業マンが医療機関に新製品をすすめにくるように、その多くは営利目的で動いていたりもするだろう。
治療も薬も医療器械も医療機関もお医者様も。

無償なら信じられるかというとそうではないし、正しいと強く主張されても不信感が生まれる。
情報は溢れ、ネットやマスコミ、口コミも胡散臭い。
すべてはお金でどうにでもなる世の中なのだ。

ただひとつ真実が証明される道があるとすれば
苦しみを救われた体験者とその真実の情報を信じて自主的に選択する人々が増えていくことだろう。
評判のいい整体や鍼灸院などは電話帳にもインターネットにも目立つ広告がなく
人から人への口コミでお客が増えていく。

本物であるならどんなに叩かれても消えることはないだろう。
私はクリスチャンではないけれど少数派が叩かれる問題で思い出すのはキリストのことだ。
多くの人に指示されながら迫害されて十字架にかけられこの世の生を絶たれたのだ。

ホメオパシーの具体的な方法はこの本では知ることができなかったが
機会があれば試してみたいとは思った。
ただし費用が想像以上に高かったら不信感が生まれるかもしれない。
なんだ、やっぱり営利目的なんだ、と。

人間にはいろいろなタイプの人がいて
医療に関わる人間だって正義を貫く人もいるだろうし
正義も自分の幸福もどちらも求めて当然だと思う人もいるだろう。
お金儲けが悪だとは言いきれない。
ただ、弱い者をお金儲けに利用してほしくはないな。

最近楽しみにしているブラックジャックの漫画のストーリーのように
偏った記事を書いた新聞記者さんが病気になってホメオパシーに頼ることになるとも限らない。

著者である由井さんはものすごい悲惨な過去の体験や、海外での生活や活躍で
信じていることを強く主張できるようになられたのだろうと思うが
それも叩かれるひとつの要因なのだろう。

たったひとつの事故であってもホメオパシーが直接的な原因ではなかったとしても
失った信頼を取り戻すのはものすごく長い時間がかかるだろう。
慌てず騒がずひたすら苦しむ人を救うという目的で信じた道を歩み続ければ
正しい選択をする人たちが集まってくるだろうと思う。

どうか最初の純粋な目的を忘れずにいてほしい。
ところでどうやってレメディーを作るのかな。
費用っていくらくらいなのかな。
ちょっと調べてみるか・・・




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