思い蘇る

ネットで古本を注文したのが届いた。

一日また部屋にこもってPCの前で過ごす。
一旦外出すると、交通費やら食費やら1000円札が飛ぶように出て行くから、軽い散歩くらいした方がいいのだけれど、仕事と特別な用事などがないと1歩も出ない日がここのところ多い。

昨日は面接のあと温泉町を歩き、いつもの穴場的安い定食屋で煮魚定食を食べ、駅近くの温泉銭湯で一風呂浴びてきた。交通費もバカにならない。

もう何度も行ったことのある小さな銭湯には、会いたくないのになつかしいおばぁさんが、いつものようにいらした。わたしが行く時間帯がいつも同じなのか。優しくてさりげなく面倒を見てくれるそのおばぁさんは、けっこう観察がきびしくて、わたしの姿が見えなくなるとやはりわたしを男呼ばわり変人呼ばわりする人種の1人であった。

ので、あまり会いたくないなあと心に焼き付いていた。気持ちいいお風呂で少しでも嫌な思いはしたくない。
ゆっくりたっぷりお湯に浸かっては洗い場で休み、また入りしているうちに、おばぁさんは先に上がりゆっくり時間をかけて着替えていた。心身ともに熱くなったわたしが脱衣所に行くと、天井の扇風機を指して、あなたのためにつけておいたの。ゆっくり入ってるようだから熱いだろうと思って。と親切。仲間がみんな先に帰ってしまったため、いろいろ話すこともなく帰っていかれた。

何がどうあれ、人の親切、ひとこえはありがたくあたたかい。そういう部分だけ見て聞いて生きていれば間違いないのに・・・
受付のおじさんも相変わらずで、石鹸を買いたいと言ったら、ただにしてくれた。いつものお風呂。健在。微妙に好き。

仕事探しに飽き飽きして、それでも辞めるわけにいかず・・・・妥協もできず。だらだらとネットの波乗り。立つことできず。

朝パンとコーヒー、遅い昼そうめん、夜モロヘイヤと豆腐の鶏がらスープ仕立てをご飯にかけて母が送ってくれたツナ缶に醤油とマヨネーズをかけたものをおかずに、あいまに友人からのさくらんぼ。質素な食事とはいえ、栄養は悪くないんじゃないだろうか。モロヘイヤと鶏がらスープは最強の味方だった。

と、食後に本をちらほら読み進む。
忘れていた気持ちを思い出させる。バイクでの旅。その先々での出会いや思い。目に見えるように同じ感覚。

仕事も生活も落ち着かないのは、そういう人種だからか?わたしが。
旅をしていないと生き生きと生きられないのかもしれない。

わたしがぶらぶら走っていた頃には聞かなかったような言葉「わたり」とは、季節労働をしながら北へ南へ移動する旅人のこと。そういう人種は確かにいた。興味はあったけれど私にはなれなかった。北海道への憧れがほとんど無かったせいもある。

バイク乗りの作家の本を読んでいるとここの所のわたしの思いは思い違いなんじゃないかと思えてくる。
本の中の文章でわたしの心は少し活気を取り戻す。

落ち着かなければ・・・そういう発想を無くしてしまった方がわたしは生きるんじゃないだろうか。生きいきと。
旅をしなければ生きられない、そういう人種がいてもまったくおかしくはないのだ。

鳥には定住しているものと渡りをするものがいるように、生まれた場所と生きる場所が淡水と海水とに分かれる魚がいるように、牧草を求めて移動する民族や、歌い踊りながら旅をし続ける、国を持たない民族がいるように。

ただ、こわい。
棲みかを手放し、帰る場所を持たない旅はもはや楽しむ旅ではなくなるから。
その先に何があるか、それは希望かもしれないのに、のたれじにや浮浪ばかり想像してしまったりするから。
まだまだ減らない支払いはどうするのかなどと、現実という荷物を背負ったままいらないものすら手放せずにいる。

けれど・・・・・・
現状を守りながら旅に出るためには不足が多すぎて、旅立つ準備などには少しも手が回らない。生活を維持したまま、例えばバイクを買うにも、留守中の支払い分も、旅の資金も、帰ってからの生活費も・・・・これから用意するためにはあと何年必要なんだろうと。この気持ちはたぶんその頃には消えているだろうし。

飛べない歯がゆさで、PCの前から離れることすらできなくなっている。
もどかしい。旅に出てしまえば済むことなのに・・・・・・・・・

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この記事へのコメント

めし屋
2008年06月30日 23:20
AOIさま
いつも稀少な情報ありがとうさんです。
若いうちは大いに悩むべし。彼女はきっと夢をかなえるでしょう。なんといっても元気そう。夢や目標を何度も言葉にしていて、それは実現に一番近い道だと思います。

おいらは・・・どうなんでしょう。

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