にっぽんの夏

心身がいろんな原因で下降している。
体がとってもだるい。元気が出ない。
うつ?とも違うような気がする。
仕事から帰ってお風呂セットをバックに放り込み、近くの銭湯へまた行った。

過去一番、お客の少ない銭湯。
先日初めて行った時の帰り道、先に出たおばさんが前を行く。
駐車場に停まっていた軽トラの運転席のおじさんから
みっちゃんとかなんとか呼びとめられていたおばさんは
また同じ場所で身体をゆっくりいつまでも丁寧に洗っていた。

ちら見してしまったおばさんの身体はしっとりふっくら滑らかで、
愛されてきたのか喜ばせてきたのか・・・だからあんなにきれいな肌なのかも・・・
などと、先日の夜道の会話を思い出していた。
小柄で、やんちゃな娘だった面影を残している。

隣町の花火の音が聞こえる。
髪を洗い、どこにも体が触れない広々とした場所でのびのびと体を洗う。
8月1日から値上がりしたと、番台のおばさんが言った。
430円になった。・・・・・環境悪化と料金アップ、この現状ではしょうがない反比例。
でも、いい。

正面の壁の上のほうには男湯の富士山から続く山の絵が、
浴槽の目線のあたりには赤い金魚の絵が目を楽しませてくれる。
お湯はやはり熱くて、ジェットバスの方はやっぱりくさかった。

だけどそれでも、さっぱり気分良く銭湯を出て、
花火がかわいく描かれたのれんを見ながらポカリを飲んだ。

看板より30分早く女湯の電気が消され、サンダルはいて出てくるとき、
男湯におじさんがひとり入っていった。
初めてのお客さんらしく、もっと早く来られないかねえ・・・とか言われていた。
てことは、今から入るのか?

番台のおばさんはしぶしぶおじさんの入浴をOKしたみたいで、良かった。
どこからきたのか等々、いろいろ質問攻めにあいながら、
おじさんは洋服を脱いでいるところか。

銭湯ファンはけっこういる。
ここ数日のわたしのような気分には、
この現実をチョット離れた千と千尋の世界のような、
寂しげな懐かしげな、静かでうらさびれた、
だけど、癒される包み込むようなあったかさと、だまって居させてくれる心地良さと
昭和のにっぽんの空気があって、どこか寂しさを感じながらもほっとする。

匂いは歴史が積み重なった証が生み出しているのかもしれない。
お湯は澄み切って、すっきりしていた。

氷川きよしが歌ってる。
浅草パラパラパラダイス・・・・と。
銭湯の物語と、哀愁と元気と、マイナーのメロディーなのに明るいという、
にっぽんとかラテンの魂から生まれる歌はとっても良く合う。

体が少し快調になった。
多くの原因は冷房の冷えと細かいPC仕事のせいだと思う。
特に冷えは思う以上に身体に悪影響を及ぼすみたいだ。
温泉場で少し働いてこようかな。仕事探そうかな。

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