見知らぬ人の言葉  旅の空 

求めずして与えられた言葉・・・・

「おはようございます」   
神の領域への最初の入り口、すれ違った男性。黒のスーツに白いシャツ。神官?おんみょうじ?

「その木の中の観音様を除いてごらんなさい。すごいですよ。」   
木を見たくてまた訪れたと言うおじさん。

「バスはあと5分くらいで来ますよ。」   
バス停。黄色のウインドブレーカー。背の高い、黒目の位置が左右ずれているおじさん。なかなか来ないバスをいっしょに待った。きませんね。始発はどこですか?来ましたよ。
「どうぞお先に」

「○○さん?・・・よく似ていらっしゃる。」  
宿の近くのバス停。バスの話。夏、バスは渋滞で一時間以上遅れること、シーズンに関係なく来ない田舎のバスの話、田舎の話
「・・・・私も・・・・」   
バスのドアが開いて、その後の言葉は小柄で言葉使いのきれいな、地味な服装のけれど、品の滲み出る初老の婦人の胸の中から出られず消えた。

「変だな・・・この静かさは。なんだろうな。」   街のケーキカフェのおやじさん。誰もいないカフェ。通行人の姿もほとんど無い。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・                 ☆

旅の空の下で、他人は優しい。

背の青い、腹の赤い鳥が鳥居の向こうで遊んでいた。

日常の孤独と、旅の空の孤独の違いは、

特別何も違いは無い・・・・

強いて言えば、ほんの少し旅の空の下は人恋しい。



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